Lost Eden
人間はかつて自分がどれだけ
楽ができ仕事ができるかを
動力と電力にまかせた。
その研究のもと改良され
いつの日かクローン技術までに
発展していったのだ。
その創造主が、戦争に使えば
人は傷つくことなく争う事ができる。
所詮は自己満足から始まった。
とある研究員があるクローンに
感情のチップを入れ込むと
たちまちそのクローンは
周りにいる人間同様な動きを見せた。
それが過ちの始まり。
そしてその失敗作が俺だ。
「987!出ろ!取り調べだ」
1人の軍人が俺を呼ぶ。
ここでは俺は囚人番号987。
いつも強制的に連れ出され
軍人についていき取り調べを受ける。
「…お前は釈放だそうだ」
さっきの軍人が声を上げる。
は?俺が釈放?
俺は禁忌の兵器だ。
それなのに釈放だと?
「上からの命令でお前は今日付けでToyacademy関東支部の【Adam】隊第1班の軍人となる。無論拒否権などない、釈放する代わりに政府の犬になるんだ」
Toyacademyとは、表の顔は
ただの世界的有名な玩具会社だが
裏の顔はクローン追撃のために育成される
軍事施設になっている。
この組織は世界政府と連携しており
中でも関東支部は1番戦力も強く
【Adam】隊は唯一の神の称号を与えられた部隊だ。
最大戦力のトップの中に俺は選ばれた。