Lost Eden
「話は司令官から聞くといい、それとこれは念のためだ」
!?
首に装着されたフープ型のチョーカー。
たぶんこれは俺が逃げ出したりしないための処置。
このチョーカーに内蔵されているのはきっと
センサー付きの爆弾。
こんなのクローンの俺にとったら無意味なのに。
「これからよろしく頼むよ、自分は【Adam】隊警護班班長の梧燈(アオギリ トモリ)だ」
梧は、手を差し出す。
「…玲夜だ」
握手をするのは初めてだった。
「さあ、自分はここまでだ。じゃあな玲夜」
【No.01】と書かれた扉の前にくると
梧は俺を置いてもと来た道を帰って行った。
この中に入ればいいのか?
喉をゴクリと鳴らすと自然と手汗がにじみ出た。
「…失礼します」
「どうぞ」
低い声が聞こえ俺は、扉を開けた。
「「歓迎www」」
扉を開けるといきなり額に銃口を突き付けられた。