男嫌い×女好き=XXX


「だって離して欲しいんだろ?それに、その姿のことも隠したいみたいだし。どーする?俺の女になるか?それとも、離されずにバラされるか?」


そう言う彼の顔は新しいオモチャを貰った子供みたいに憎いくらいキラキラしていた。


う.....確かに姿をバラされるのは正直キツい.....

それに離してもらえないのも......

かといって、取引相手は大嫌いな男、大嫌いな人間....

しかも、女好きのプレーボーイの異名を持っている......

あたしはいったいどーすればいいのだろう.....


「さて、どーする?」


そういう彼の顔には笑みが浮かんでいる。

まるで、あたしがどっちの決断をくだすか見透かしてるような......


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