男嫌い×女好き=XXX


「へぇ。そんな態度とるんだぁ。」


俺がそういうとなぜか愛実が震えた。

え??

俺なんか恐がらせたのか??

なぜなのかは結局分からなかった。


「おい。大丈夫か?おいっ。」


そう声をかけながら未だに震えている愛実の肩に触れたら、


「いやっ触らないでっ!!」


と拒否されたかと思ったら、愛実はさっきとは比べものにならないくらい震えていた。

まるで、とてつもない恐怖に襲われているように.....

――その震えは尋常じゃなかった。


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