ぼくとゆうたくん
料理がうまくいったのか
ママの機嫌がちょっと良くなった
ぼくとゆうたくんは
ちょっとほっとした


そこへ

―ガンガンガンガン……

この足音は……

ぼくはいそいで小屋へと入る

ゆうたくんの顔が
緊張した顔になるのがわかった

ゆうたくんは
夜ご飯のお手伝いをしている


―ガチャッ
『ただいま』

低い声
やっぱりあの男だ

『おかえりなさい』
ママが
今日初めての笑顔を

その男に向けた
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