ぼくとゆうたくん
ママが
こぼれたお茶を拭きながら
大きなため息を付いた

まるでぼく達が
悪かったって思ってるみたいに

そして
ずっと我慢していた
ゆうたくんの目から
ポタポタと
大粒の涙が
膝の上に落ちて行くのが
僕の目にも見えた


声を出さずに泣いている

ゆうたくん…
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