夏の空~彼の背中を追い掛けて~
一瞬背を向けると、その隙を付き、孝道君が後ろから抱き付いてくる。
Chu! Chu! Chu! Chu!
耳元・頬・首筋にキスをした後、体の向きを変え唇を重ねてくる。
「んっ……イ…ヤッ…」
俊ちゃんとは違い、欲望を抑える事が出来ない、とっても激しいキス。
「ヤッ……止…めて……」
逃げても逃げても孝道君の舌は追い掛けてくる。
唇は俊ちゃんと最後にキスを場所。
これ以上、上から塗り替えられるなんて、絶対に嫌!
「んっ…ヤダ……」
顔を背けて唇を守る事は出来ても、孝道君からは逃げられず、私は観念するしかなかった。
「孝道君…お願い。…Hすから…唇には…キス…しないで…」
「…分かった」
強引とも言える様な強さで、孝道君は畳に私を押し倒す。
約束を守り唇にキスはして来ないけど、『早く入れたい』と言う焦りからか、孝道君のモノが大きくならず未遂で終わった。
良かったぁ。
挿入されずに終わった事に、凄くホッとする。
理由は何であれ、もし最後までしてたら私自身が自分を許せなかった。