夏の空~彼の背中を追い掛けて~
勇気を出して、メッセージを送って本当に良かったぁ。
もう1度会いたい。
その願いが叶うんだね。
どうしよう、嬉しすぎて顔の緩みが取れない。
明日、紀香に報告して、お泊まりの日程を決めなきゃ!!
いつにしよう…。
1日も早く、会いに行きたい。
フワフワと舞い上がりそうな気持ちを抑え、私は翌日を待った。
朝、紀香が登校して来ると、私はベルに届いた俊ちゃんからのメッセージを見せながら、昨日のやり取りを伝えた。
「また紀香の家に、泊まりに行っても良いかな?」
「うん。いつにする?」
「そうだね…」
お互い、手帳を見ながら予定が空いている日で検討するも、中々都合の合う日が見付からない。
なるべく早く会いに行きたいのに、今の時点だと年明けになってしまいそう…。
ん困ったな…。
私としては、直ぐにでもお泊まりに行きたいんだけどなぁ~。
結局、この日は予定が決まらなかった。