夏の空~彼の背中を追い掛けて~
付き合って8ヶ月。
蝉が愛を囁く夏の日に、彼との恋は終わりを迎える。
と同時に悲しみ・苦しみ・裏切りと言う感情を教わった。
私の反対を押し切り、友達が開いた2対2のお泊まり会に彼は参加。
そこで出会った女の子と浮気をして、恋をしてしまった。
「ごめん…俺…あの子の事を好きになった…別れよう」
受話器の向こうから告げられたサヨナラの言葉。
「嫌…別れない…別れたくない!!」
溢れ出す涙を必死で隠し、私は彼を繋ぎ止めようと頑張った。
「真弥…ごめん……でも真弥は、俺には勿体無い位良い彼女だったよ…有り難う…」
もう何を言っても無理だと、私は悟った。
悲しいけど、別れを受け入れるしかない。