夏の空~彼の背中を追い掛けて~
これからどんな顔をして会えば良い?
後、1年7ヶ月は嫌でも一緒に過ごすんだよ?
辛すぎる…。
余りにも酷だよ…。
彼への想いを断ち切れず、ずっと引きずったまま苦しいだけの毎日を送っていた。
そんなある日、私の中に悪魔が舞い降りた。
『あんな浮気男なんか、忘れてしまえ!』
『こっちから願い下げじゃ!!』
『見返してやろうぜ!!』
『男はアイツだけじゃない!』
悪魔の囁きで、私の中の何かが少しずつ変わっていく。
寂しい心を紛らわす為、私が選んだ道は男遊び。
と言っても、伝言ダイヤルやテレクラで、相手に合わせて話をするだけ。
その気が有る様な振りしたり、Hな話をする。
そうする事で、ポッカリ空いたモノを少しでも埋める事が出来ると思っていた。
けど何人と話をしても、男は皆同じ様な生き物だと分かっただけで、それが埋まる事は無かった。