夏の空~彼の背中を追い掛けて~
「真弥…マジでして良いの?」
唇を離した俊ちゃんの真剣な顔が直ぐそこに有り、私をジッと見下ろす。
ズルイ!
格好良すぎだよ。
俊ちゃん…私は元々セフレとしてここへ来たんだから、再確認しなくても逃げたりしないよ?
「私は…したい。俊ちゃんはこんな私でも良いの?」
「うん…俺も真弥としたい」
再び唇が重なり合うけど、さっきとは違い熱を帯びた熱いキス。
でも何処と無くぎこちない。
「俺、初めてだから…」
前置きする様にそう言い、俊ちゃんの手は制服の中へと浸入し始める。
えーーーっ!?
『初めて』って…私が最初の女って事!?
ホントに良いの!?
男の立場としては彼女とする時に、DT丸出しよりリードしたい。
その気持ち分からない訳じゃないけど、チョット荷が重いかも。