夏の空~彼の背中を追い掛けて~
Chu! Chu!
首筋から胸元へとキスが降り、制服が脱がされていく。
「俊ちゃんも服脱いで」
私は俊ちゃんのTシャツの裾に手を掛け、頭の方へと引き上げた。
あっ…元カレの体つきにそっくり。
露になった俊ちゃんの裸に、思わず元カレと重ねてしまう。
ダメ!今は目の前の事に集中しなきゃ!!
時折浮かぶ元カレの面影を振り払う様に、私は俊ちゃんに強く抱き付いた。
「俊ちゃん…もっとChuしたい…」
「ん…」
俊ちゃんの顔が近付いてくると、私は自分から唇を塞いだ。
余り上手ではない俊ちゃんのD-Kiss。
私は必死で舌を追い掛けながら、体勢を逆転させていく。
少し体を起こすと、見下ろす形で俊ちゃんがそこに居る。