夏の空~彼の背中を追い掛けて~


「大丈夫。ゆっくり動いてみて」



「うん」



俊ちゃんは体勢を起こし前後運動を数回繰り返す。



「んっ……あっ……」



動きはゆっくりなのに、奥へ奥へと突き上げる。



「全部入った!!」



ズンッ ズンッ グググッ



入ってしまえばこっちのモノ!!と言わんばかりに深く深くを攻めてくる。



「あっ……んっ…あぁっ……」



部屋の中に、甘い吐息と2人の息遣いが響く。



「真弥、声出しちゃダメ!家族に見付かる」



自分の人差し指を唇に当て、俊ちゃんの動きが止まる。



う゛っ……そんな事言われても困るよ。



でも見付かったら迷惑を掛けてしまう。



どんなに気持ち良くても、声を出さない様に気を付けなくちゃ!





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