きみの隣で背伸びした。
保健室のにおい
今、窓から見ている景色は
ずっと 俺の夢やった。
子供の頃は よく
「みんなとあそびたい!」
と泣いてわめいて。
何度、父さんと母さんを
困らせたか分からない。
「、はい。高野くん」
「お。サンキュ、」
コーヒーのにおいが
心地よく漂う保健室で
いつもの紅茶を淹れてもらう。
体育を毎回休む、俺の特権。
【先生】の紅茶は
普通やのにめっちゃ旨いねん。