【短編】死者は黙して語らず
金子は全速力で店を目指す。



視界に一瞬、女性の姿が飛び込んできた。

両手に大きなポリタンクを2つ、抱えている。



なんだろう、こんなときに。


うちの店に何か用なのだろうか。



違和感を覚えながらも、金子はそのまま女性の脇を通りぬけて通用口へ向かっていった。


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