肩越しの景色
『........ メ...す....から。』

はっ!!
またボ~ッとしちゃった。

パチンと風船が割れた感覚に
似たドキドキに我にかえる。


(え?メール?)


問い返そうにも、すでに背を向け
歩きだしている栢原くん。


自分も急がなきゃHRが始まるって
いうのに・・・

歩きだそうとした私の足が止まる。



振り返れば私の袖口を
ひくみぃちゃん。

「何?メールって!
それより!何で栢原くん?」
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