暴走族と4才児!~second~
「そっか・・・忙しいのかな?」
「そうだといいんだけどな・・・」
あのとき、理央奈ちゃんの目の前で倒れてしまったから、幻滅されただろうかと不安がよぎる。
「あ、そうだ、忍君、寺坂先生の様子が変なんだけど何か知ってる?」
「え?様子が変って・・・」
「なんかね、すごく落ち込んでて、よく独り言言ってるんだって。酷なことを言ってしまった、って・・・忍君なら何か分かるかなぁと思ってさ」
看護師さん達みんな心配してたから、と言う空。
「いや・・・俺にも分からないな」
「そっかぁ・・・じゃあプライベートのことなのかな?」
「・・・・・」
何か嫌な予感がした俺は、寺坂先生に会いにいくことにした。