暴走族と4才児!~second~
私がそう呟くと、忍君は笑った。


「何か、理央奈ちゃんっぽいなぁと思ったんだ。……10年ぶり、だね」


「うん…。10年ぶり、だね」


どうしよう…上手く言葉が出てこない……


成長した忍君を前に、私は10年という長い年月を感じた。


目の前にいるのは確かに忍君だけど、まるで私の知らない男の子みたいだ。


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