暴走族と4才児!~second~
「………………しょうにぃの家って、こんなにおっきかったっけ?」


10年ぶりに目にしたしょうにぃの家に、私は目を丸くした。


あの頃も、おっきく見えてはいたけど……それは、私が小さかったからだと思っていた。


「あはは、とりあえず入ろうか。皆いるだろうから」


「え?皆って……」


「行けば分かるよ」


忍君は、そう言って家のインターフォンを押す。

と、インターフォンの向こうから男の人の声がした。


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