暴走族と4才児!~second~
「うおっ……って、理央奈?!何でここに…」


「また引っ越して戻って来たの!」


私がそう言うと、りょうにぃは「そうか」と優しく微笑んで、昔の様に私の頭を撫でる。


「おっきくなったな、理央奈……」


「……うん」


と、りょうにぃは急に思い出したかのように「ちょっと待ってろ」と言うと、ある部屋に入っていった。


「……?」


りょうにぃは、部屋の中から私に手招きをする。

「行こう、理央奈ちゃん」


忍君にも促され、私はその部屋の中に足を踏み入れた。


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