暴走族と4才児!~second~
「………っ?!」


私が息を飲むと、ゆうにぃは俯いて言った。


「それだけじゃなかった……本当に大変だったのは、それからだったんだ」


「えっ…?」


「忍はすぐに病院に運ばれた。何とか一命も取り止めたんだ。けど……」

私はこの後続いた言葉に、一瞬息をすることが出来なかった。





「…目覚めた忍は、自分の兄である亮のことさえ認識出来ないほど怯えてて…急性ストレス障害……精神病だって診断されたんだ」








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