性悪彼氏
カツカツ……
ジャリジャリ…
それぞれの足音が聞こえる。
すれ違いざま、見覚えのある顔と目が合った。
パチッ…
「………」
恭夜……
やっぱり私は遊びだったんだね…。
もう女の子がいる…。
見覚えのある顔は恭夜……
うちの学校の制服の子と歩いていった…
恭夜のあの目…
私を睨むようにこっちを見てた……。
ごめんなさい…
私にはもうどうしようもできなかったの…
離れたくなかったけど……
ちゃんと私は私なりに頑張ったつもりなの…
お願い…わかって……。