性悪彼氏

もう一度




こんだけ崩れる恭夜を見るのは初めて…。


いつもかっこよく決まってて乱れなんてなかった……



恭夜はモテるから可愛い子も美人な子も寄ってくる…




それが不安……



でもこんなになる恭夜を信じてみてもいいのかな……




「じゃあお願い聞いて……

私がもう信じられなくなるようなことはしないで…


あったら絶対次はないから…」




私がそう言うと、私の首筋に埋めていた顔をあげた。




「うん、わかった。」



恭夜はそれを言うと私の唇に自分の唇を重ねた。




「ん…」





触れるだけの優しいキス……




「…これからも、よろしく」




「うんっ」




私達の顔に笑顔が戻った。








 
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