性悪彼氏
好きは好き
「ねぇ菻子どうして!?
なんでまた辻井と…っ…」
今、私と恭夜と舜三人で学校の裏庭にいる。
理由は恭夜から、あいつは常日頃菻子にベタベタしすぎ。
とのこと…
それを注意するのと告白の件を断る事。
「しゅ、舜落ち着いて…」
キレにキレまくっている舜…
「だってもう付き合ったの!?」
あちゃー…
舜ちょー怒ってるよ……
「有川お前往生際がわりーよ…
もう菻子は俺のなの!
浮気もしないって約束したし、それにお前の告白ももう没なわけ」
そういうと舜はうぅっと目を擦る仕草をする。
「だ、だから舜ごめんね…
私…恭夜が好きだから舜の気持ちには答えらんないや…」
菻子がそういうと……
「えーーーん!!
菻子のばあーかあーーー!!!」
そう言って走りながらその場から後を去った。