性悪彼氏




その日女とは遊ばずに真っ直ぐ帰った俺は菻子に電話をかけた。




かけたのはいいけど有川の言葉に思考が停止した……




下着みたいな格好




有川がそう言ったのを俺は聞き逃さなかった。




下着?


…なんか……やましいことでもしてたわけ?



いや……でも格好だから……



違うよな…。





沸々とイライラが増してくる…




菻子に早く帰れと言えば有川がでて……



「ねぇ辻井く~ん…

菻子はいま俺といるんだから邪魔しないでくんない?


じゃ」




プツッ…プ-ップ-ッ……





なんだよそれ……




菻子は俺のみたいな言い方……




気にんねぇ……。






 
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