私は生後三カ月
表情ひとつ変えず彼女は僕を押しのけゆっくりと去っていく。






「それから…」




ふいにふりかえる彼女。




「え?何?もちろん君の秘密は守るよ!守るから
殺したりしないでね!ね!」




汗をかき彼女にすがるような言葉をかける僕を見て
彼女はため息をついた。




そしてこの上なく上から目線で
僕に言葉をかける。




しかしそれは僕の予想だにしない言葉だった。
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