甘々 野球Days



「んー」


ここは?


「目、覚めたか?」


あたしの目の前には、裕太くん。


なんでという疑問が浮かぶ。


「お前、ボールがあたって気失ったの」


ああ!!


痛たた


そっか


だからここに…って…裕太くん


「もしかしてずっとここに居てくれたの?」


「…そうだけど?」


そんな


嬉しいけどまた迷惑かけちゃった!!


「部活は大丈夫?部員のみんなは?」


「部活も大丈夫だし。部員のみんなはお前みたく、ヘマする奴がいねぇから助かるって練習してる」


そ、そっか



「ごめんね」



「気にすんな」


ポンポンと頭を優しく撫でる裕太くん。


そんな裕太くんがちょっぴり照れ臭くて恥ずかしくて…ぎゅっと裕太くんに抱き着いた。



< 26 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop