薔薇の花嫁
「どうしたの?アナベル。最近元気がないわね。あ、もしかして」
「えっ?」
学校からの帰り道
ソフィアが
「恋患いかな」
「恋患い…私が?」
「あ、当たった。相手は誰よ?私の知ってる人?同級生?」
ソフィアが興奮してる。
「ち、違うから…恋患いなんかじゃないから」
「本当に?……な、何あんた達?」
私達の前に三人の男が!
「リセエンヌだね。可愛いね~なぁ、俺達と遊ばない?」
「嫌よ」
ソフィアが私の手を握って歩き出した…んだけど
「おっと、ツレナイね。いいじゃん楽しもうぜ」
男達が私達の手を掴んだ。
「いや~離して」
私達が嫌がってるのを見て余計に楽しんでるようで
「おい、連れて行こうぜ」
手を引っ張って歩き出す。