君の声を




「だからこの子は関係ないから。」



といってポン、ポンと頭をなでた。





「ふーん…まあいいや、俺には理奈がいるしー」




ズキン。





あれ、胸が痛い。



やっぱ辛いわこういうの





「そうだよね、皓太は理奈ちゃんが…ひゃっ」



え、お姫様抱っこ!?


「ちょっ…岡崎くん!?」


「行くぞ。」


え、行くってどこに?


「岡崎、授業始まるぞ、どこいくの?」


するとくるっと皓太の方をみた岡崎くんは


「サーボリ!走るよあやちゃん」


といってその場からあたしを抱えて走りだした。




「…は?」










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