君の声を
「もー!岡崎くんうるさいなー!」
「ごめんごめん。」
ひゃっひゃ、とわらってこちらに向かって頬杖をつく。
彼は岡崎真也。
うちの学年でいちばんモテる超イケメン。
男子で唯一、私が皓太を好きだって知ってる人。
で、皓太のいちばんの親友。
「あやちゃんは皓太のカノジョ、見たことあるんだっけ?」
まだちょっと笑った顔で岡崎くんに聞かれた。
「ないです…。」
そりゃ、皓太がどんな子を好きなのか気になるけど…
怖くて見れない。
「ふーん…。俺的にはあやちゃんのがぜーんぜんタイプ、」
満面の笑みでそういった。