好きなんだけどっ
タイトル未編集
「あのさ、好きなんだけどっ」
この想い、伝わったかな・・・。
しばらくの間沈黙が続いた。
「ごめん、無理」
この言葉をきっかけに私の初恋はあっけなく終わった。
「あのさ・・・」
「うん、なに?」
初恋だったのに告白したのが間違いだったかな。
「俺さ、彼女いるんだ。マジでごめん。」
優斗に彼女なんていたっけ。まあ、学年No,1のモテ男だもんなー。
「うん・・・、分かった・・。」

私の初恋の相手は同クラスの小野優斗。
身長は高く、鼻がスラっとしてて私のタイプ。
一目惚れだった。初めて出会ったのは1年前。
高校の入学式の当日、遅刻して焦っていた私を高校まで連れて行ってくれた。
その時の優斗の優しさに私は惹かれて好きになった。
それが彼氏いない歴15年の私の恋の始まりだった。


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