22歳で逝ったあなたへ
プロローグ
私の一番、仲の良かった男友達が3年前亡くなった。

大学卒業目前の3月。高校の教師として就職が決まっていたアイツは大学の卒業旅行で中国に行った。

中国で突然アイツは倒れた。
脳内出血。

家族はすぐに中国にかけつけたが意識はなかった。
こんな知らない土地で息子を死なせない。
そう決めた家族はアイツを日本に連れ戻した。

私達は病院にかけつけた。でも意識は戻らなかった。
何十人も友人が病院に押し寄せた。
全員と面会をすませたアイツは、仕事を終えたかのごとく息をひきとった。

アイツが日本に帰って来た日。
アイツが亡くなった日。
それは大学の卒業式の日だった…


これは仮名で書いていくけど実話です。
3年たった今、やっと書ける気がするから…
もしかしたらアイツが書けって言ってるのかもしれません。
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