22歳で逝ったあなたへ
『これ…』
その携帯には私と、なおと笠井、3人で撮ったプリクラが貼られていた。
『その携帯は、僕のなんですけど、いつだったか、ちょっと前に、兄ちゃんから、あっお前に、このプリクラやるって言われて、しかも携帯に張っておけ。絶対。お前の高校の女子高生達が、このかっこいい人誰?って聞いてきたら、迷わず連絡先教えるんだぞって。それで、僕これずっと貼ってて。兄ちゃんに、この横の女の人達は誰?って聞いたら…兄ちゃんの親友だって。』
私の目から涙が、あふれだす。
『アイツほんとバカだね…無理矢理、弟の携帯に貼ってさぁ…』
『でも、これはがせなくなりました。兄ちゃんのプリクラとか普通に持ってないし。』
弟は目に涙を、いっぱいためて一生懸命話てくれた。

兄ちゃんの親友か…


なんで、そんなうれしい事言うんだよぉ。


あたし達には、そんな事言った事もなかったくせに…
ありがとう。笠井。

あたしも、あんたは大事な大事な親友だよ。


私達は、その日は家に帰り次の日は普通に仕事に行き仕事が終わってから通夜にかけつけた。
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