22歳で逝ったあなたへ
何度寝ても夢ではなくて、いつも通り朝がくる。

次の日、バスに乗り会社に行き、会社では同僚と笑いあい…私って笠井が死んだのに笑えるんだ。

サイテー

そんなふうに思った。

でも一人の時間は、何か無性に淋しくて、行き帰りのバスの中は、いつも心細かった。

どうしても一人になると笠井の事を思いだし、泣きそうになる。


私は毎日、バスの中で笠井の好きだった歌を聴きながら通勤するようになった。

そんな時、まっちゃんから、みんなに一斉に連絡があった。


花見をしよう!


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