AKIRA
だが家を出た以上お金に困る事になりたくない。


惨めな自分をもっと惨めにさせる様で怖かった。


家を出てから、毎日パチンコ屋に行って寝て…その繰り返し。


銀行にも行ってなかった為ホテルへと向かうが…


途中明るい繁華街を通る。


何故かその日車から降りて歩いてみようと思った。


戸惑うくらいの明るさと人の多さに、あきらゎビックリした。


元々引きこもり気味のあきらにゎ苦手な空気だ。


少しうつむき加減で足早に歩いていた。


緊張しているのだろう。


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