Home*Love~始まりはキス~【完全版】
ガチャ…
ドアをゆっくり開けると、目の前に現れたのは……イケメン男さん。
あら。
キラキラオーラが
眩しいです。
ぱっちりとした黒い目に高い鼻。右目の下には黒子があって。
髪は黒髪で襟足長め。トップはふわっとなっている。
身長は私より20センチ以上は高そうだから、180センチくらいかな?
「あ…」
私を見るとその人は一瞬目を大きくさせる。
ずっと目が合っていると恥ずかしくなってきて。心拍数上昇!
「……?何…か…?」
「いえ……隣に引っ越してきました梅田です。これ、良かったらどーぞ。」
お隣さんはニッコリ微笑みながらそう言うと、光沢感のある小さな白い紙袋を私に差し出す。
「わざわざ、すみません。これから宜しくお願い致します。」
紙袋を受け取りペコリと頭を下げた。
「こちらこそ。では、失礼致します。」
ーーーこうして、お隣さんとの挨拶はドキドキしなかまら終わったんだけどね。
不思議なコトにお隣さんとは初めて会ったはずなのに、そんな感じがしなかったんだ。
何でだろ?
今日はいつもと違う1日だ。
あ♡お隣さんから貰った白い光沢の袋。
私の大好きなお店のアップルパイだ!
と、嬉しい気持ちになりながら、私は出掛ける準備を始めた。