獣恋道-恋はいつでも獣道-


「ん、やっ」


抵抗したいのに腕に力が入らない。

深く深くあたしを食い尽くす。

離れると同時に、銀の糸がツーっと途切れた。




「な、何すんのよ!!!」


あたしはバッと英志くんの体を押し返した。

やばい、泣きそう。



「ふっ千雪さん、



キス下手すぎ」



な、なんですって!?


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