獣恋道-恋はいつでも獣道-


「優しい?俺が?」


ふっと、英志くんは嘲るように鼻で笑った。



「優しいじゃない!今だって…あたしに手を差し伸べてる…」




高校生になんか、年下になんか、思えないよ…

たとえ、その手が悪魔の手だとしても今のあたしは…




受け入れてしまうよ…。



「俺は、壊したいだけ、千雪さんを」




そう言って、英志くんはあたしをベッドに押し倒した。



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