恋愛上等 あんたなんか大っ嫌い
後ろからいきなり声をかけられて変な声が出た。
「いきなり話しかけんなよ!」
怜架だ。
そういえば、HRにいなかった
「お前、HRのときどこ行ってたんだ?」
「涼音さんのところ」
涼音?
なぜ、保健室に?
「これなーんだ」
楽しそうに笑って私の前に差し出してきた一枚の写真。
「……※〇☆◇△!?」
驚きすぎて言葉にならない悲鳴を上げる。
なんでこいつがこれを!?
てか、こんな写真知らないし!!
「そんなの、どうして持ってるんだ!!」
「涼音さんにもらったー」
かわいくウインクをしながら写真をひらひらとする。
「しかし、かわいいなー。ヌーd「やめろーーー!!!」
写真に映っていたのは、着替え中の私。
しかも、下着を身に着けているところだ。
髪が濡れていることからお風呂を出た後だろう。
後ろからだし、パンツは履いているが、恥ずかしいものは恥ずかしい!
「よこーせ!」
「やーだ♪」
楽しそうに言っているのがすごくむかつく。
「あ、あとねー、制服を脱いでるのと、水着と、それから」
「いったいいくつあるんだ!!」
もう最悪だ!
さっき、屋上でドキドキした自分がバカみたいだ。
こんなやつを好きになるなんてありえない!!!!
絶対にありえないーーーーー!!!!!!