おいちゃんまだまだ大丈夫と水道の蛇口
いつもの、飲み屋街を歩いていると見慣れない。
灯りが見えた。

路上に小さなテーブルと椅子を置いて人が座っていた。

占い師か?テーブルの上に蝋燭が風に揺られながら立っていた。

フラフラと俺は、テーブルの前に立った。

老人が座っていて前には、今にも消えそうな太い蝋燭が一本あるだけだった。

手相かな?それとも占いだろうか?

俺は、声をかける。
「何やってるんですか?」

老人は、顔を上げて満面の笑みを浮かべた。

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