Aitai
-7月27日県総体

県の出場者を決める大会。勿論山岡も来てる。

ドキドキとワクワクがたまらない、るいは行く前からニヤニヤしてるし。

試合は、三年と一年とあと時期部長になる人。

二年はコーチに嫌われてるから出してくれない。

得に私は…。

いいよ、翔才に会えるから。会えればいいんだ。

ほんの一秒だけでも、見ればどんな悩みも打ち消してくれるから。






「はい!またいないパターン!!どこいるねん!!」

「確かに、また外とか行っちゃったんじゃない?」

「困るよねそう言うの!」

「でもメールでは絶対話しかけるからって言ってたのにあいつめ〜」

「ったく、何やってんだよ翔才〜」

放送の場所で愚痴ってると、不意にお腹が空いてきた。

「おにぎりとってくるね」

「うん、分かった」

私はそう言って立ち上がり下を向いて歩きだした。


そして前を見た瞬間、私は目が飛び出るんじゃないかくらいでかくなって、そのままるいの方に退く。
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