Aitai
-2月


現在岩松中一年テニス部。


私、市川亜矢(イチカワアヤ)は一目惚れをしました。








今日、何の試合か覚えてないけど、何かの公式戦。先輩たちの応援に飽きてきて、友達のるいとイケメン探しに出た。

テニス部と言うだけであり、キモ顔ばかり。
もっと、バスケとかサッカーだったらイケメンがいるのに、何で私はテニス部に入ったんだかと今更思えてきた。



ふいに応援席ではなく、男子の試合を見た。

岡中がやってる…岡中強いんだっけ?

そう思いながら目線を応援席にずらし前を見た。

「ん?」

今なにか、輝く物が見えた。半端ないオーラがあり、もう一度見た。

「るっるい!」

一気にるいのウィンドブレーカーを引っ張り「山岡中のあそこにたってる人、半端ない!」そう告げた。

るいは私が言った人を見て、私に真剣そうな顔で「あれは…ヤバイ」と言う。

もう、この時から惚れてたコトにはまだ気付かなかった。

それからずっとストーカーをした。彼はマスクをしてて顔は見えなかったけれど、かなりのイケメンって分かったし、悪そうな感じもした。

そんな彼にどんどん好意を抱いていった。

「来週、団体戦だからさ?話しかけよーぜ」

「オッケーオッケー」

私とるいはノリノリだった。










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