使者の黙示録
一方、野瀬に団司の調査を依頼をしたマザー・アミコは

自宅のマンションのソファに座り、ブランデーグラスを片手に団司のことを考えていた。


(以前、子どもたちのボディーガードが、変な男と接触したと言っていたが)


マザー・アミコの顔つきが厳しいものとなる。


(あの男のことだったのか…)


ボディーガードたちの前に現れた男は、やはり常人には考えられない威圧感を発し

彼らは、その見えない力に圧倒されたという。


当時、一緒にいたシスター・マヤから、今回話を聞くところによると

どうやら、その男は団司に間違いなさそうだ。

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