使者の黙示録
団司は少女たちと2度にわたって接触している。

アーケードから公園に続く広場がポイントのようだ。


(あの男が少女たちにどうやって近づいて行くか、だな)


今回の尾行で、その現場を抑えることがもっとも重要なことなのだが


(きのうの今日だからな)


野瀬はタバコを吸いながら、自分の部下が団司に尾行をまかれたことを思い出す。


(べったり貼りつくように後をつけるのは、避けた方が良いかもしれんな)


団司に、あまり動きがないのであれば

公園の近くで待機して、団司が現れるのを待つという手段もある。

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