使者の黙示録
どうすれば団司のように神と話ができるのか。

神の力を頂くことができるのか。


シスター・マヤは団司のことを想いながら、そんなことを考えているうちに

身体の状態が幾分よくなったような気がする。


ベッドから、ゆっくりと起きてみる。

立ち眩みは起きない。


水を飲みたいと思った彼女は、1階の台所へ向かうために階段を降りる。

手すりに手を添えてはいるが、なんの不安もなく下へ降りられる。

台所へ行って水を飲み、階段を上がって自分の部屋にもどるシスター・マヤ。


もう大丈夫と思った彼女は、白い修道服に着替えはじめる。

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