使者の黙示録
気がつけば、倒壊寸前の礼拝堂のなかに自分がいる。


(ここは…)


シスター・マヤの意識は朦朧(もうろう)として、まだ現実に立ち返ることが出来ない。


団司が必死になって自分の方へ向かってくる。

シスター・マヤは、虚ろな目で団司の姿を確認すると

その後は夢のつづきに誘われるように、しばしの眠りに入って行くのだった。

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