使者の黙示録
(占い師さん?)


シスター・マヤに声をかけた女性は、占い師のようだ。

カラフルなメキシコポンチョと思われる民族衣装が、よく似合う。

浅黒い肌の彼女は、20代前半に見えて外国人と思われる顔立ちをしている。

だが、彼女が話す淀みのない日本語を聞くと、彼女が本当に外国人なのか、わからなくなる。


いきなり声をかけられて驚いたように立ち尽くすシスター・マヤを

占い師の女性は、自分の方へ招こうとする。


「なに、時間はとらせないよ。すぐに終わる」


しかし、あまり見知らぬ人とは関わりたくないと思うシスター・マヤは

どうやって彼女に断り、この場を離れようかと考える。


そのとき

メグが占い師の方へ、トコトコと近づいて行くのだった。

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