狼様の愛のカタチ理論【番外編】





「なれた…かもな、半分だけ」


「は、半分?」

「あぁ、子供が生まれるまでは正式ではない」


「あ…そうなんだ」

「あぁ、だが、沙優は老役や右汰達にも認められてる。だがらそんな心配は無用だ」


「う…うん…」


まぁ、認められてるのは嬉しい。


最初は物凄く嫌われていたから、扇李からそう言われると素直に嬉しいな



そう思い、扇李にさらに身体を預けると頭にあることが浮かんだ


「そうだ…」

「?」

「私、もう一人…と言うか…報告したい神様がいるの!」

「呉羽か?アイツにはまだ言うな。めんどくさい」


「違うよ、呉羽さんもだけど…私が言いたいのは狼さんなの」


「…………」


色々お世話になったし、また子供が出来たって知らせたい



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