狼様の愛のカタチ理論【番外編】
周りをみれば、右汰は私に背中を向けて笑っているし
左汰は左汰で明らかに笑いを押さえてるような顔で…
「も、もういいですっ…そ、それより…部屋に案内致しますから!」
プイッと彼らに背中を向けて、私は真っ赤な顔をしたま彼らを部屋に案内しようとすると
少し焦ったように海鈴さんと呉羽さんが私の隣りに立つ
「沙優、そんなに怒るなってば」
「そうだよ、感情には素直にならなくちゃいけないんだ」
な、なんか…言い訳が勝手すぎる…
自分勝手なところは、王様はみんな共通なの?
そんな事を疑い、私は早く彼らから解放されたくて急いで部屋に案内したのであった
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