狼様の愛のカタチ理論【番外編】
「…ふう」
でも、色々と話し過ぎちゃった…おもに人間界のことだけど
彼らとの会話はとても楽しいものだったな
「…んー」
バサッと布団をかぶりくるまると、いつも感じる扇李の香りが私を包む
緊張していた仕事もちゃんと出来たし色々な意味で疲れたけど
充実した1日だったな…
海鈴さん達、また来てくれるかな?親しく会話ができるのは嬉しい
不満ではないが、私はそんなに気兼ねなく話せる人物は少ないから
たとえそれが異性でも嬉しいんだ
そんなことを考えて、軽く目をつぶると
ガチャ
「?」
背後でドアが開き、布団を少しはいでみると
少し髪が濡れた扇李がいた
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